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不公平教育、不平等教育、不条理教育

今日(4/10)のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で、入社間もない新入社員がネットで続々と辞意を漏らしていることが取り上げられていました。テレビ朝日のサイトでは「新入社員ネットで“辞意”続出の背景」という内容紹介ですが、昨日のTwitterでは「入社1週間で「もう辞めたい…」新入社員の悲鳴ネットに相次ぐ 実態は?」というタイトルになっていました。

家事をしながらの”ながら視聴”だったので正確ではないかもしれませんが、挙げられている理由としては、「理想と違う」「教えてくれない」「上司がかまってくれない」確かそんな感じだったように思います。また、電通社員の過労自殺事件の影響で「すぐにブラックと思ってしまう」という最近の傾向などもコメントされていました。

それがパワハラ・セクハラなどがない一般的な会社と仮定して、50代の私などはどちらかと言えば採用側の感覚に近いところもあるので、その段階で「無理」と感じるぐらいなら今後もやっていけないかもしれないので、むしろ早い時期に「どうぞリタイアしてください」と言いたい気持ちもあるし、逆にそこでふるいにかけるぐらいでもいいんじゃない?とも思ってしまいますが、人を一人採用するためには大きなコストがかかっているので、安易にそう結論付けることもできませんよね。

最近よく思うのですが、若い人は社会に出るまでの間に、「世の中は不公平である」「世の中は不条理である」ということを漠然と知り得る機会がもっとあればいいなぁなんて思います。社会に出れば不公平は一杯あるし、頑張っても報われないときもあるし、えこひいきもあるし、仕事はできるのに人づきあいが悪くて出世しないとか、役員の息子が縁故で入社してきて最初から一目置かれている、とか、普通に色々ありますよね。

また、学校と違って仕事は「他人から教わるもの」ではなく「自分が覚えるもの」なので、誰も手取り足取り懇切丁寧には教えてくれないし、指導担当者や先輩だって必ずしも人に教えるのが得意だったり好きとは限らない。後輩の面倒を見てね、と指名されただけで、ものすごく億劫に感じてうんざりする性格の人もいると思います。

(・・・というか、新人の加入は職場にはとってうれしいことだけど、仕事的には職場全体の負担が増えるのでどこもこの時期は結構大変だと思います。)

学校が過敏なまでに、差別をなくし、不公平をなくし、生徒にとってよりよい教育機関であろうとしているのに、受け入れる企業側では、そういった価値観では動いていませんから、ギャップを感じるのも当然かもしれませんが、であれば、学校はもうちょっと、世間の歩き方・・・みたいなことを、生徒さんに暗示させる何かがあってもいいのかもね。

そう考えると、たとえば松下幸之助さんとか、最近まで存命だった(現在に近い)方の伝記を読むとか、歩みをたどってみるとか、そういったことのほうがキャリア教育になるのかもしれません。そういった人達は必ず何度も苦労しているはずなので、「うまくいかないこと」「こんなはずじゃ・・・」をイメージする上でも、効果的に思えてきました。

3月末から4月初めまでは新入社員研修が続きましたが、クライアント様のご希望で「社会人としての心構えを話してほしい」と言われることがあります。

そんなとき、自分は必ず「世の中は不公平で不条理」という話をしています。厳密に真面目に考えると、会社というのは変なところだらけの組織(笑)なので、今のうちに耐性と抵抗力をつけて欲しいな、というのが私の願いなのです。

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